防犯モデル駐車場

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防犯モデル駐車場の制度について


 刑法犯の約3割は駐車(輪)場で発生しており、誰もが安心して利用できる安全な駐車場の普及は犯罪の起こりにくい環境づくりに欠かせない要素となっています。また、安心して愛車を預けることができるかどうか、これは市民が利用駐車場を選ぶ判断材料の1つとなっているのが現状です。広島県防犯連合会では、防犯モデル駐車場の登録制度を平成17年3月より開始いたしました。

1 目的

審査基準をクリアした駐車場について、防犯モデル駐車場として登録を行います。
駐車場における防犯環境を整備し、県民の防犯思想の高揚及び犯罪の予防等に期することを目的とします。

2 経緯

1自動車やオートバイ、自転車などの乗り物盗難、車上ねらいや部品盗難、傷害事件や性犯罪の多発などをはじめとする刑法犯の約3割が駐車(輪)場で発生している現状から、犯罪に強い構造をもつ駐車場を普及していく必要が認められました。
2広島県では、平成15年12月に「減らそう犯罪」ひろしま安全なまちづくり推進条例に基づく防犯指針が策定され、さらには、平成16年7月、広島県駐車場防犯対策連絡会が設置されるなど、行政、事業者、警察が一体となった駐車場対策が展開されています。
3広島県防犯連合会は、広島県警察本部の指導と協力を得て、防犯駐車場審査基準を策定しました。そして、同基準に合格した駐車場について防犯モデル駐車場として認定、登録することとしました。

3 概要

1実施主体公益社団法人 広島県防犯連合会
2審査委員委嘱を受けた防犯設備士
3審査基準広島県防犯駐車場審査基準のとおり
4登録証の交付登録駐車場に登録証を交付
5手数料1審査手数料 7,000円(駐車台数50台まで)※駐車台数50台超過毎に1,250円加算2登録手数料 5,000円
6広報登録駐車場は、「防犯ひろしま」等で広報

 ※詳細は下記(リンクファイル)のとおり 

4 運用開始日  平成17年3月15日

防犯モデル駐車場 登録申請手続

1 申請書類(正副2通)

 □審査物件周辺図
 □審査対象駐車場全体図
 □防犯設備設置詳細図
  ①駐車場の平面図(縦×横の寸法図等)
  ②駐車場の防犯カメラ、照明設備配置図(高さ、間隔等)
  ③防犯カメラの種類(カラー、白黒等)
  ④防犯カメラ用画像管理の方法
    (モニター、ビデオ、HDレコーダー、画像伝送等)
  ⑤照明設備の種類(水銀灯、蛍光灯、電球等)
  ⑥照明設備の点灯方法(自動点灯、タイマー、手動等)
  ⑦ゲート設置図(ゲートの種類等)
 ※上記①~⑦についての写真
 □ その他参考となる資料

2 審査手数料 7,000円
  (ただし駐車台数50台を超える場合は50台毎に1,250円加算)

3 申請場所
  広島市中区八丁堀12番15号 SYビル4階
  公益社団法人 広島県防犯連合会
  Tel(082)221-0642

審査対象
 広島県内の駐車場
(公営・民営、新規物件・既存物件、屋外・屋内・屋上・地下等の設置場所は問いません)

防犯モデル駐車場 審査基準

項  目基   準備考
構  造(1) 道路等周辺や監視員室からの見通しが確保された構造であること。
(2) 可能な限り、柱、壁などで死角にならないような構造のものとし、死角になる場所には、防犯カメラ、ミラーの設置等により、見通しが補完してあること。  

  
管 理 者(1) 管理者又は警備員が常駐若しくは、巡回していること。
防犯カメラ(1) 防犯カメラが設置され、駐車場内及び出入口・料金自動支払機付近が撮影されていること。
(2) 防犯カメラには、連動したモニター及び記録装置が装備され、有効に機能する照度が確保されていること。
出入口ゲート(1) 出入口には、自動ゲート管理システム(ロボットゲート)、門扉、チェーン等が設置されていること。
照明設備(1) 駐車の用に供する部分の床面において、2ルクス以上の水平面照度が確保されていること。
(2) 車路の路面において、10ルクス以上の水平面照度が確保されていること。
(3) 共用出入口・廊下・階段、エレベーターホールは、床面において20ルクス以上の水平面照度が確保されていること。
整理整頓(1) 場内が清掃してあり、不要物件等を放置していないこと。
項  目基   準備考
構  造(1) 道路等周辺や建物出入口等からの見通しが確保されていること。又は、防犯カメラ、ミラーの設置等により、見通しが補完してあること。  

  
(2) 駐車場の外周(境界部)に周囲と区別された見通しのよいフェンス、柵、垣等が設置されていること。
管 理 者(1) 管理者又は警備員が常駐若しくは、巡回していること。
防犯カメラ(1) 防犯カメラが設置され、駐車場内及び出入口・料金自動支払機付近が撮影されていること。 
(2) 防犯カメラには、連動したモニター及び記録装置が装備され、有効に機能する照度が確保されていること。
出入口ゲート(1) 出入口には、自動ゲート管理システム(ロボットゲート)、門扉、チェーン等が設置されていること。
照明設備(1) 夜間において、人の行動を視認できる程度の照度(4メートル先の人の挙動、姿勢等が識別できる3ルクス以上の水平面照度)が確保されていること。
(2) 共用の出入口・階段、床面において20ルクス以上の水平面照度が確保されていること。
整理整頓(1) 場内が清掃してあり、不要物件等を放置していないこと。

防犯モデル駐車場 登録状況

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